​渡  部  の  鯉

老舗伝統の味

 周りを山々に囲まれた山形県置賜地域。その昔、海産物やお肉のような動物性たんぱく質が不足し、民はみな質素に暮らしていました。そこで知恵を絞ったのが米沢藩9代目藩主 上杉鷹山(1751~1822年:江戸時代中期)。領民の栄養源として鯉の養殖を奨励したのが始まりとされます。「鯉」は雑食で生命力の強いことから重宝され、きれいな水に恵まれたこの地の生活に根付いていきました。明治時代には製糸業で栄えた土地柄、繭の中の(かいこ)鯉の餌とすることで、鯉の養殖も盛んに行われます。しかし、食の多様化やライフスタイルの変化から家庭で鯉を煮て食べる機会は次第に減少。昭和45年頃からは加工品の製造販売が主流となっていきます。

 今でもお正月やお祝い、法要の席では鯉の甘露煮が食され、滋養強壮に良いことなどからお使い物やお土産としても喜ばれます。時代にそって形を変えながら、今なおこの地の食文化として根付いています。

置賜地方
  鯉 食文化

​渡 部 鯉 店の

   「 歴 史 」

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​山形新聞 2015.7.6(月)

​免疫力アップ

【其の一】. 良質なたんぱく質はもちろん、ビタミンB¹、カリウム、亜鉛など豊富に含み、鉄やカルシウム、ビタミンEなどもまんべんなく含まれているため体力回復や疲労回復、免疫力の向上が見込めるそうです。

​お酒に合う

【其の二】. 昔からお正月や法要、お祝いの席で食されてきた鯉。実は二日酔いや脂肪肝を予防するアミノ酸も多く含んでいるためお酒をたくさん飲む席にはうってつけなんだとか。

​母乳の出を良くする

【其の三】. 「鯉は母乳の出を良くする」と言われていますが、妊娠中や授乳期に必要なビタミンB¹が含まれていることからこの言い伝えも正しいようです。


【  鯉  の  効  能  】 
 鯉は長寿で縁起の良い魚と言われ、昔から滋養強壮に良いとされてきました。
参考:延原和彦・大山のぶ代「魚を食べる健康法」ブックマン社、1992 ・ 養健康サイト 〈 https://garop.jp/c3/gyokai/koi.htm 〉